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生活技能訓練について(ソーシャル・スキルス・トレーニング:SST)

こんにちは社会保険労務士の西田です。(^^)
今日は精神保健の領域で、活用されていますSST(ソーシャル・スキルス・トレーニング)についてご紹介いたします。
現在、医療・福祉・司法・教育の分野で用いられていますが、今後、企業の研修プログラムに取り入れたら非常に面白いと思います。
SSTは簡単にいうと、小集団で行うロールプレイ(役割演技)を元に行われます。
例えば、欲しいパンを売っているパン屋へ買いに行くとします。目的のパン屋に行くためにバスの時刻を調べるため、バス会社に電話したり、バスの料金表示がわからなければ運転手へ聞いてみたり、バスを降りる場所を聞く、パン屋に入り食べたいパンの場所を店員に尋ね、金額を尋ねお金を払い、袋に入れて持ち帰るか、店内で食べるか伝え、再びバスに乗って帰るといった一連の動作を必要とします。この一連の動作の中で対人的行動場面において、例えば、バス会社に上手く伝わっておらず適切な時刻を教えてもらえない、パン屋の店員が忙しそう、怖そうで話しかけられない、どう声をかけていいのか、聞きたいことがまとまらない、等の原因をピックアップし、その場面について練習することをいいます。
以下実施までの流れです。
① 参加者の選定
※ 日常場面で発生する人と人とのコミュニケーション場面を選定してもらうように社員に提案する。
例えば…
出勤時に各部署に入る時にどのように入るか。
帰社時にどのように帰社するか。
上司へ報告する時にどのように報告すると円滑に伝達できるか。
取引先に伺った時にどのような対応をするとよいか。
取引先のクレームをどのように対応するか。
上記のような日常業務の中の1場面を拾ってきてもらい、小集団の中で練習したいと希望する者を募ります。
② SSTをしてどのような目標を達成したいのか、いつ、何回実施するのか、場所はどうするのか(原則オープン参加)概ねの計画を策定
③ SSTの実施
・ SSTの目的を説明
・ アイスブレーキング(ウォーミングアップ)
しりとりや、漢字の部首当て、絵を描くゲーム等…緊張をほぐす10分程度のゲーム
1) 個々人が設定した場面について実際に社員本人、相手役、周りの社員などの人、机や椅子、パソコン、機器類を忠実に再現し、場面をセッティングする。
2)実際に演じてもらう。
3)「よかったところ」をメンバーから発表してもらう。
4)課題を出した本人に「よかったところ」を言ってもらって感じたことを発表してもらう。
5)「もっとよくなるには○○するといいですよ」とメンバーから発表してもらう。
6)必要であれば、他のメンバーや進行役がお手本を演じてみる。
7)メンバーから「もっと○○するよいいですよ」という○○を取り入れて、意識した上で再度演じてもらう。
8)再度「よかったところ」をメンバーに言ってもらう。
9)再度メンバーから出たよかったことを言われた感想を発表してもらう。
10)必要に応じて次回開催までに練習した場面に遭遇した時にどう対応したのか、その時どう感じたかを発表できるように依頼しておく。
次回以降1)~10)の繰り返し。
④ 終結又は再計画
当時社員本人が立てていた目標が達成した場合は、トレーニングは終了する。練習し、実践していく中で新たな目標ができた場合は、再度目標の軌道修正を行う。
SSTは決して欠点を取り上げず、あくまでも「いいところ」を見つけ出し、肯定的なフィードバックをします。
普段業務に追われてコミュニケーションがとれていない職場などは、このような技法を用いて定期的に交流を図ることで雰囲気が変わってくると思います。
 

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